【最新版】移植毛切断率(100-採取率)と採取スピード

自毛植毛の時に私がこだわっていることの一つに、切断率(100-採取率)があります。
移植毛切断率を0%にするのが目標なのですが、数百グラフト以上の手術では達成したことがありません。

達成したことはないのですが、だからといって人より劣っているというわけではないですよ。
むしろFUEの切断率の低さは国内では上位だと自負しております。

今更ですが、当院では植毛ロボットARTASは使用しておらず、モーターライズドFUE(スマートFUE)で採取しております。

切断率(100-採取率)とは

切断率とは、移植毛を採取する際に毛根を切断してしまい、使用できなくなってしまう割合のことをいいます。

限りある毛根を最大限に有効利用するためにも、切断率を低くしていくことは植毛医にとって大切な技術の一つです。

切断率を低く見せるトリック

ここで注意が必要なのが、例えば2本毛を採取しようとした時に1本を切断した場合をどのように判断するかです。

2本のうち1本しか移植に使用できないので切断率50%とするのか、1本毛として使用できるから切断率0%と考えるのか…。

一般常識的に考えれば切断率50%だと思いますが、この業界の常識では切断率0%とあらわすことがほとんどです。

極端な例で表すと、3本毛を100グラフト採取しようとしてその全てで2本切断してしまい、1本毛としてしか採取できなかった場合、業界的には切断率0%ですが、本来300本採取できる毛が100本になってしまっています。

湘南AGAクリニック福岡院での切断率の出し方

当院では、切断率を計算するときには、部分切断も切断に含める厳しい基準で判定するようにしております(前院長の時代からずっとこの方法でやっています)。

ですので、先ほどの極端な例で表すと切断率66%となり、万が一そのような結果を出そうものならスタッフ全員から白い目で見られるわけです。

切断率を下げるための努力

FUEで採取する以上どうしても切断のリスクはあるわけですが、それでも可能な限り切断したくないというのが植毛医としてのプライドです。0%を達成するのが私の目標ですし…。

切断率を下げるために私が行っていることの一つに、10グラフト毎の切断チェックがあります。

グリッド毎に最初の10グラフトは切断していないかチェックして、万が一切断があれば何が原因での切断なのかを調べ、モーターの回転数や刺入角度を調整して再度10グラフトチェックするという手順を繰り返します(このグリッド毎のチェックは前院長から指導していただいたことになります)。

順調にいっていたとしても、採取している最中に何かしら違和感を感じたらすぐにグラフトをチェックしてフィードバックします。モーターの回転数をある程度低くしていると、切断したときには手ごたえで分かります。

最近の私の切断率

グラフト数切断率
1280グラフト3.2%
960グラフト2.8%
1040グラフト3.4%
920グラフト2.2%
1020グラフト3.3%
920グラフト4.0%
部分切断も含めた厳しい基準で計測したものになります。

以前は切断率が10%を切れば喜んでいた時期もありましたが、5%を切らないと満足できなくなりました。

ちなみに、ARTASの切断率は部分切断を含めると2桁になると今川先生はおっしゃられています。(今川先生、無言でリンク貼ってすみません)

採取スピード

上記のような切断率を下げるためのチェックを行いながらでも、熟練看護師とのチームワークにより1時間当たり600グラフト~800グラフトのスピードで採取することが可能です。

切断率を尋ねてください

これまでも私の手術を受けていただいた方には切断率や移植した毛の割合(1本毛~3本毛)をお伝えしてきましたが、何名か伝え忘れている方もいらっしゃいました。
もしこのブログを見てご自身の切断率が気になった方がいらっしゃいましたら、診察の際にでも遠慮なく聞いてください。

喜んでお答えさせていただきます。

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