コロナ罹患後の休止期脱毛症

休止期脱毛症をご存じでしょうか?

毛周期(ヘアサイクル)は成長期→退行期→休止期→成長期を繰り返しています。
AGA等の脱毛疾患でなければ各々の毛髪が独自のタイミングで休止期に入るため、抜け毛の量というのは年間を通してある程度一定です。

しかし、急激なダイエット(断食など)をした後や激しいストレスに罹患した後は毛周期が一時的に乱れ、多くの毛が同時に休止期に入ってしまう「休止期脱毛症」という現象がある事が知られています。

そしてその脱毛は、イベント(断食などの行動)があって3か月程度してから発症することから、本人は原因に気付けないことも多いのです。

先日、4週間前から急激に抜け毛が増えてきたという主訴で来院された患者さんがおられました。
多くの場合、だいぶ前からAGAが発症していて本人が気づいていないだけだったという事が多く、AGAでなくとも円形脱毛症だったというケースもあります。

でもこの方は違いました。どちらの所見もなく、詳しく話を聞くと4か月前にコロナで1か月間の入院生活を送り、体重も15kg程減ったという事でした。

コロナ罹患後の休止期脱毛症の可能性をお伝えし、いったん様子を見ていただくこととしました。

この方のように、コロナから無事回復した後も脱毛症という症状に悩まされることもあります。
休止期脱毛症は時間の経過とともに回復しますので、くれぐれも高額な治療を組まされることのないように気を付けましょう。

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